ググが実際に多かったお問合せ内容を詳しく解説するよ!
キャップ付U-NUTのお話
U-NUTの機能を有効に発揮させるためは、キャップ内のL寸法に注意を払うことが必要です。ボルトねじ長さは、短くてもフリクションリングから2山以上出るようにしてください。長くてもキャップ内側に接触しないように注意してください。
まず、キャップ付U-NUTのL寸法設計基準は各サイズのU-NUT標準品のねじ高さ+ピッチ×2を最小Lminと設定しています。一方Lmaxは、Lmin+≒1.5ピッチ≧と設定しています。(M4除く)
【例題】 下記条件でボルト寸法を検討してみましょう!
・被締付け部材:30mm(15mm×2)
・キャップ付U-NUT:M10×1.5 ねじ高さ7.1mm
・ボルトサイズ:M10×1.5
・ワッシャー厚:2mm
*ボルト寸法の決定
キャップ付U-NUT M10×1.5で締付けようとしている被締付け部材の寸法が30㎜とした場合
結論:ボルト寸法Lは、46.8mm~44.1mmの範囲内で設定する必要があります。
標準的なボルト寸法は5mm単位で製造していますので今回準備するボルトは、L=45mmとなります。
※問題点
*寸法不足:M10×1.5 L40㎜のボルトを使用した場合
ボルトねじ部にフリクションリングの掛かりが足らずゆるみ止め機能が発揮できません。
➤ 対策:被締付け物に座繰り加工を施すなど
*適正寸法:M10×1.5 L45㎜のボルトを使用した場合
ボルトねじ部にフリクションリングが掛かっており、ゆるみ止めの機能は十分に発揮できます。
*寸法超過:M10×1.5 L50㎜のボルトを使用した場合
ボルトネジ先端がキャップ内側に接触し、キャップが破損したり適切な締付け管理ができず有効な
ゆるみ止めの機能が発揮できません。
➤ 対策:ワッシャーを2枚増やし、締結物寸法を50.8mmにするなど
ボルト寸法の調整の仕方は、各業界の見解によって違います。
被締付け物を座繰ったり、ワッシャ―で調整する場合もあります。いずれにしても製品の品質に関わる部位ですので、各社の担当部門とご相談ください。
キャップ付U-NUTのボルト寸法でご質問があれば、お気軽にお問合せください。
冨士精密のキャラクター「ググ」は、
U-ナット・ファインU-ナットを締める時の力強さ『ググっと締める』からきています。
ユニークで親しみやすいキャラクターで、宇宙を自由に闊歩する様を表現しています。
ゆるみ止めナットの総合メーカーとして、さらに飛躍するため「ググ」によって
企業イメージを確立していきたいと考えています。
当社創立30周年を記念して、漫画家の黒鉄ヒロシさんに描いていただきました。
キャップ付U-NUTのお話
U-NUTの機能を有効に発揮させるためは、キャップ内のL寸法に注意を払うことが必要です。ボルトねじ長さは、短くてもフリクションリングから2山以上出るようにしてください。長くてもキャップ内側に接触しないように注意してください。
まず、キャップ付U-NUTのL寸法設計基準は各サイズのU-NUT標準品のねじ高さ+ピッチ×2を最小Lminと設定しています。一方Lmaxは、Lmin+≒1.5ピッチ≧と設定しています。(M4除く)
【例題】 下記条件でボルト寸法を検討してみましょう!
・被締付け部材:30mm(15mm×2)
・キャップ付U-NUT:M10×1.5 ねじ高さ7.1mm
・ボルトサイズ:M10×1.5
・ワッシャー厚:2mm
*ボルト寸法の決定
キャップ付U-NUT M10×1.5で締付けようとしている被締付け部材の寸法が30㎜とした場合
①最長ボルト寸法 | ②最短ボルト寸法 |
被締付け部材:30㎜ Lmax寸法:12.8㎜ ワッシャー:4㎜(2㎜×2) 寸法:46.8㎜ |
被締付け部材:30㎜ Lmin寸法:10.1㎜ ワッシャー:4㎜(2㎜×2) 寸法:44.1㎜ |
結論:ボルト寸法Lは、46.8mm~44.1mmの範囲内で設定する必要があります。
標準的なボルト寸法は5mm単位で製造していますので今回準備するボルトは、L=45mmとなります。
※問題点
*寸法不足:M10×1.5 L40㎜のボルトを使用した場合
ボルトねじ部にフリクションリングの掛かりが足らずゆるみ止め機能が発揮できません。
➤ 対策:被締付け物に座繰り加工を施すなど
*適正寸法:M10×1.5 L45㎜のボルトを使用した場合
ボルトねじ部にフリクションリングが掛かっており、ゆるみ止めの機能は十分に発揮できます。
*寸法超過:M10×1.5 L50㎜のボルトを使用した場合
ボルトネジ先端がキャップ内側に接触し、キャップが破損したり適切な締付け管理ができず有効な
ゆるみ止めの機能が発揮できません。
➤ 対策:ワッシャーを2枚増やし、締結物寸法を50.8mmにするなど
ボルト寸法の調整の仕方は、各業界の見解によって違います。
被締付け物を座繰ったり、ワッシャ―で調整する場合もあります。いずれにしても製品の品質に関わる部位ですので、各社の担当部門とご相談ください。
キャップ付U-NUTのボルト寸法でご質問があれば、お気軽にお問合せください。
冨士精密のキャラクター「ググ」は、
U-ナット・ファインU-ナットを締める時の力強さ『ググっと締める』からきています。
ユニークで親しみやすいキャラクターで、宇宙を自由に闊歩する様を表現しています。
ゆるみ止めナットの総合メーカーとして、さらに飛躍するため「ググ」によって
企業イメージを確立していきたいと考えています。
当社創立30周年を記念して、漫画家の黒鉄ヒロシさんに描いていただきました。