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その2:締付けトルクのお話
U-NUTはフリクションリングが作用するプリべリングトルクの影響で、一般ナットに比べるとトルク係数は高い値が示されます。従って、測定されたトルク係数に見合った参考締付けトルクを設定しています。
参考締付けトルクは、多少の安全を見ておりますが最大締付けトルクと考えていただいても構いません。本来であれば、設計上必要な締付けトルクが適応されますが、個々の案件に見合った表示には無理がありますので、参考締付けトルクを提案しています。
一般的にトルク法によるねじの締付けは、発生する軸力が降伏点の60%~70%の弾性領域内が望ましいと言われています。ねじを締めて行くと締付け力が増していき(A:上降伏点)、一定以上に締付けると締める力が抜けて(B:下降伏点)ねじが伸びて(C:最大応力)最後はねじが破断します(D:破断点)。U-NUTの参考締付けトルクは、軸力が降伏点の60%~70%の弾性領域内に収まるよう設定されています。
参考締付けトルク値は、カタログ又はU-TOWNをご参照ください。
寸法表・締付けトルク表