
「硬さ」を知る。
みなさん、こんにちは。
冨士精密の動画編集担当・おまるです。ちょうど3年ぶりの編集後記となります。どのようなトーンで文章を書いていたか覚えておりませんが、真剣に!というより、ゆるりとご覧頂ければと思います。
さて、先日アップした硬度測定の動画はご覧いただけましたでしょうか。
まだご覧頂けていない場合はこちらからぜひ↓

今回のこの硬度測定企画は、テクニカルセンターにある「ロックウェル硬度計」と「マイクロビッカース硬度計」を何か活かせる形はないかなあ。と思ったことが発端でした。硬度測定・・・硬さ・・・硬い物って何だろう・・・あずきバー・・・かつおぶし・・・かたやき・・・・・・。よし!測定対決してみよう!ということで、今回の動画を企画しました。
測定本番を迎える前に、ロックウェル(HRC・HRB)とマイクロビッカース(HV)では測定できる硬さや形が異なるので、測定する物の大まかな硬度を理解しておかなければいけません。しかしながら、如何せんあずきバー・かつおぶし・かたやきに関しては何となく「硬いやろなあ」という感覚しかなかったので、インターネットでいろいろと調べることに。
調べる中で出てきたのが、「モース硬度測定」という測定方法。
モース硬度測定は、1から10までの標準鉱物で物体の表面を引っかき、どの程度でキズがつくかによって硬度を測る方法です。一方で、ロックウェルとマイクロビッカースは、(厳密に言うと異なりますが)いずれも先端にダイヤモンドがついた針で圧をかけることで物体に穴を開け、その穴の沈み具合によって硬度を測る方法となります。
金属加工業では、ロックウェルとマイクロビッカースでの測定が主流であり、測定対象は(当然ですが)鉱物になります。そんな中、今回初めて食品も測ることになり、どうなることやら…と一抹の不安がありました。
結果から言うと、無事測定は出来たのですが、数値は普段の計測では見ないマイナス数値。HRBからHRCには換算できないほどの数値になりました。

そこで改めて、それぞれの硬さに合う機器での測定が必要だと感じました。動画最後の結論にも書きましたが、マイナス数値が出たものは、残念ながら今回の測定機器には不向きな材質だったようです。
そんな測定撮影中に悔しかったのは・・・あずきバーの表面が測定時に溶けてしまったことです・・・!測定直前まで冷凍庫に保管し、冷凍庫から出してすぐにカメラを回しましたが、少し溶けてしまったことであずきバーの真価をお見せできなかったのでは?!と少々悔しい思いが残りました。それにしても鉛よりも硬いことにはびっくりしました。
こうして、「硬さ」が可視化されることは勿論、同じ金属でもここまで硬さの差が出るものかと興味深かったです。
ちなみにかつおぶしは私が持ち帰りました。
休日の朝にかつおぶしをけずり…けずり…してます。
前回の編集後記と比べて真面目な文章になりましたが、いかがでしたでしょうか。
次回のコンテンツもお楽しみに。