
U-NUTの採用実績と製品の特長を詳しく解説します。
トンネル工事 採用事例
◆ご採用案件
案件名:九州新幹線鹿児島ルート・携帯電話不感地対策工事
採用部位:ケーブル支持金具・アンカーボルト・ナット締結箇所
工事期間:2016年~2020年6月
事業主:九州旅客鉄道株式会社 様

◆ご採用アイテム
製品名:座金付U-NUT
サイズ:M10×1.5(オーバータップ品)
材質:SS400相当品
表面処理:溶融亜鉛アルミニウム合金めっき(座金黄色塗装)
採用数量:148,000個

九州新幹線鹿児島ルートは125kmがトンネル区間(総延長256.8kmの約5割)であるため、
お客様より携帯電話サービス開始のご要望をいただいていました。
2016年当時、非常時等における通信手段の確保として携帯電話不感地対策がスタートし、
通信インフラの整備が急がれていた背景があります。
◆お客様の声 (当社ユーザー 様)
以前より、ナット+スプリングワッシャー+座金(平ワッシャー)または、
ダブルナット+座金(平ワッシャー)が一つになったゆるみ止めナットは作れないかという問合せを
多方面からいただいており、U-ナット+座金が一体となった製品を開発中でした。

◆現場の声 (九州旅客鉄道(株) 様)
*ナットとアンカーボルト(あと施工アンカー)の選定
材質はステンレス鋼や鉄鋼(表面処理:溶融亜鉛めっき)があり耐食性に優れているが、
異種金属接触腐食と塩害を考慮し、ケーブル支持金具の表面処理に合わせ、
溶融亜鉛アルミニウム合金めっき加工としました。
*ナットと座金とスプリングワッシャーの一体化
ナットとスプリングワッシャーと座金(平ワッシャー)を一体化することにより
各ワッシャーを入れる時間を短縮し、線路内持込み点数を1/3 に削減できました。
*座金黄色塗装(ライトイエロー)にしたことで、暗闇での作業に於いても視認性が格段に向上
落失時の捜索が容易になり、作業遅延等のリスク低減が図れました。
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◆営業担当者の声 (冨士精密 福岡営業所)
東京オリンピック2020開催決定をうけて、
新幹線での携帯電話不通話エリアの解消などの工事を2020年6月サービス開始と定めており、
非常に短い期間に加えて作業時間も営業線である為非常に短い時間(3-4時間)の中でより効率的な作業を求められていました。
新幹線工事は部品の持込持出数量の確認が必要であり、
ワッシャーを一体化する事により持込数量が約45万個から約15万個となり部品点数の削減に貢献できました。
線路内の持込点数削減による確認作業の軽減、退出時の置き忘れリスクの低減に繋がり、
安全性の向上にも繋げる事ができました。
座金の黄色塗装では、最初の試作では薄く視認性をもっと上げ見易くしたいとのご要望があり、
下地の工夫を行い、ライトイエローにすることで視認性が向上し顧客要望に応えることができました。
また、各工区限られた時間での作業であったため、
工事業者様によりスムーズに作業して頂くために区間ごとに説明会を実施して
製品の特長や注意点などの周知活動も行いました。
(まとめ) 組合せることのメリット
・部品点数の削減
・作業性の向上
・ゆるみ止め効果の向上
・被締付け物の表面処理の保護
・在庫管理の手間の低減

組合わせることで以上のようなメリットがあり、
トンネル内や高所の工事現場で安全確保と作業効率アップに繋がります。
ぜひご検討ください!
参考図書:鉄道と電気技術 2021-4
トンネル工事 採用事例
◆ご採用案件
案件名:九州新幹線鹿児島ルート・携帯電話不感地対策工事
採用部位:ケーブル支持金具・アンカーボルト・ナット締結箇所
工事期間:2016年~2020年6月
事業主:九州旅客鉄道株式会社 様



◆ご採用アイテム
製品名:座金付U-NUT
サイズ:M10×1.5(オーバータップ品)
材質:SS400相当品
表面処理:溶融亜鉛アルミニウム合金めっき(座金黄色塗装)
採用数量:148,000個

九州新幹線鹿児島ルートは125kmがトンネル区間(総延長256.8kmの約5割)であるため、
お客様より携帯電話サービス開始のご要望をいただいていました。
2016年当時、非常時等における通信手段の確保として携帯電話不感地対策がスタートし、
通信インフラの整備が急がれていた背景があります。
◆お客様の声 (当社ユーザー 様)
以前より、ナット+スプリングワッシャー+座金(平ワッシャー)または、
ダブルナット+座金(平ワッシャー)が一つになったゆるみ止めナットは作れないかという問合せを
多方面からいただいており、U-ナット+座金が一体となった製品を開発中でした。

◆現場の声 (九州旅客鉄道(株) 様)
*ナットとアンカーボルト(あと施工アンカー)の選定
材質はステンレス鋼や鉄鋼(表面処理:溶融亜鉛めっき)があり耐食性に優れているが、
異種金属接触腐食と塩害を考慮し、ケーブル支持金具の表面処理に合わせ、
溶融亜鉛アルミニウム合金めっき加工としました。
*ナットと座金とスプリングワッシャーの一体化
ナットとスプリングワッシャーと座金(平ワッシャー)を一体化することにより
各ワッシャーを入れる時間を短縮し、線路内持込み点数を1/3 に削減できました。

*座金黄色塗装(ライトイエロー)にしたことで、暗闇での作業に於いても視認性が格段に向上
落失時の捜索が容易になり、作業遅延等のリスク低減が図れました。

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◆営業担当者の声 (冨士精密 福岡営業所)
東京オリンピック2020開催決定をうけて、
新幹線での携帯電話不通話エリアの解消などの工事を2020年6月サービス開始と定めており、
非常に短い期間に加えて作業時間も営業線である為非常に短い時間(3-4時間)の中でより効率的な作業を求められていました。
新幹線工事は部品の持込持出数量の確認が必要であり、
ワッシャーを一体化する事により持込数量が約45万個から約15万個となり部品点数の削減に貢献できました。
線路内の持込点数削減による確認作業の軽減、退出時の置き忘れリスクの低減に繋がり、
安全性の向上にも繋げる事ができました。
座金の黄色塗装では、最初の試作では薄く視認性をもっと上げ見易くしたいとのご要望があり、
下地の工夫を行い、ライトイエローにすることで視認性が向上し顧客要望に応えることができました。
また、各工区限られた時間での作業であったため、
工事業者様によりスムーズに作業して頂くために区間ごとに説明会を実施して
製品の特長や注意点などの周知活動も行いました。
(まとめ) 組合せることのメリット
・部品点数の削減
・作業性の向上
・ゆるみ止め効果の向上
・被締付け物の表面処理の保護
・在庫管理の手間の低減

組合わせることで以上のようなメリットがあり、
トンネル内や高所の工事現場で安全確保と作業効率アップに繋がります。
ぜひご検討ください!
参考図書:鉄道と電気技術 2021-4