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TOPゆるみ止めナット大辞典   

お知らせ

2016/11/01

   

ナットの加工方法は大別して4つに分かれます。

 

冷間圧造加工

冷間圧造は、丸及び六角断面形状などのコイル状になった材料を常温のまま塑性加工する方法です。 切削加工や熱間鍛造加工と比較して、塑性加工のため材料ロスが少なく、加工スピードが早く生産性も高い。超硬合金を使用したダイス・パンチなどの金型によって圧造成形するので精度的にも均一な製品を作ることができます。

 

■ナットホーマ

1) コイル状になった材料を架台に載せて、矯正ロールによって機械本体まで送る。

2) 機械に挿入された材料はナイフで所定の長さに切断される。

3) 切断されたブランクはダイスまで送られて、パンチにより成形される。

4) トランスファー工具によって次のダイスに送り、さらに成形する。 主な成形として、予備成形→仕上げ成形→穴抜きの工程を多段で行う。

 

ナットの大きさに応じて、3段~6段の機械があり、U-ナットの場合は3段~5段打ちの機械で成形されています。

 

熱間鍛造加工

熱間鍛造(圧造)は、熱を加えると加工しやすくなるという性質を利用して、材料の変態点(金属組織が変わる温度727℃)よりやや高く材料が溶け始める温度より低い温度に加熱して加工します。 熱することにより比較的大きな変形が可能ですが、冷間圧造に比べて仕上げ精度は落ちます。

 

切削加工

切削加工は、六角・四角・丸材などの棒材を、機械で固定し回転させながら、切削工具によって、削ったり穴開けをする加工法です。部品の形状、数量などの点で冷間加工等が困難な場合に利用されます。 ただ削る加工なため材料のムダが多く、歩留まりが悪い、数量ができない等のデメリットがありますが、複雑な形状のねじも加工できるので少量生産品、試作品、圧造部品の後加工に利用されます。

 

温間圧造加工

温間圧造は、冷間圧造と熱間圧造の中間に位置する圧造方式で冷間では圧造しにくく、熱間では加工精度や生産性などの面で問題があるような場合やオーステナイト系ステンレスの非磁性化維持、工具消耗減、加工硬化防止による後加工の容易さを目的とする場合に用いられる加工法です。材料を変態点以下の温度に加熱して圧造します。

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