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お知らせ

2016/11/01

   

ねじのゆるみとは?

ねじを締付けると、ボルトには引張力(軸力)が生じて被締付体に締付力を与えます。

この力は、締付体に外力等が作用しない限りゆるまないが、何らかの原因でこの力は低下します。

この締付力が低下する現象を「ねじのゆるみ」と言います。

ゆるみは、ねじが回転してゆるむ回転ゆるみと、回転しないでゆるむ軸力低下ゆるみに分けることができます。

 

ナットがもどり回転して生じるゆるみ

ねじに外力が加わると、ねじはゆるみ出します。ねじに加わる外力は振動と衝撃があり、その作用方向としては、ねじの軸にそった方向、軸と直角方向、軸のまわりの方向、の3つに分けることができます。現状ではその評価は試験の域を出ていないが、いずれの場合も、ナットをゆるみ方向に回そうという力が働くことが分かっています。

 

座面陥没によって生じるゆるみ

ボルトまたはナット座面の単位接触面積あたりの軸力が大きいと被締付け物の表面が座面に接するところで環状に陥没し、ボルトが張力を失い、ナットが回らないまま締付け力が低下します。

 

なじみによって生じるゆるみ(初期ゆるみ)

ねじ締結体の接触部における表面粗さ、うねり、形状誤差に基づく局部的な塑性変形、いわゆる”へたり”は締付けの際におよそ完了するが、使用中に作用する外力の蓄積によってさらにいくぶんか進行します。

 

ゆるみ止めの対策として・・・

戻り回転しないような対策

U-ナット、割ピン止め、ダブルナット、接着剤、かしめ加工、その他ロックナット 等。

 

締付力をアップする対策

高強度ボルトの使用、ねじ径を大きくする。ただし、被締付物の陥没対策が必要です。

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